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2013年07月

2013.07.29

豪雨

こんにちは。
齋藤です。
昨日の豪雨は凄かったみたいです。私どもの住む地域のスグそばで「未だ体験したことがない。」と言われる位の豪雨災害が有りました。工場の地区も避難勧告が出ていたのですが、何とか工場の実害は無かった模様です。
 沢山の方々からご心配のお電話を頂きました。本当にありがとうございます。
 日々思いますが、以前と較べてやはり、気候がおかしくなっていると思います。できる限りの注意や準備、危険の予測はこれからも続けていかなくてはいけませんが、予想のつかないような災害がいつ起こるともわかりません。
 自然は一度牙を剥けばとても太刀打ち出来ない。大きく強い存在です。そこに住む人間は自然と知恵比べしながら目指すべきは共存であり、調和なのでしょうね。
 今回の豪雨で被害に遭われた方の一刻も早い復興と、行方不明の方はいち早く見つかること。亡くなられた方へはご冥福をお祈り申し上げます。
 

2013.07.18

展示会出店情報

株式会社コニシ様の展示会に出店致します。
 弊社の木材を実際に見て触れて良さを味わって頂けたらと思います。

日時平成25年8月3日(土) 10:00~18:00
場所宍道湖公園 湖遊館
展示品目住宅設備機器・建材住宅機器・銘木・木材製品・電材・家電

以下株式会社コニシ様の展示会情報です。

http://www.konishi.ne.jp/cgi-bin/disp.cgi?no=2&mode=list

2013.07.17

焼杉の経年変化

 こんにちは。齋藤です。
 短い梅雨があけて夏真っ盛りですね。毎日暑い日が続きますが、熱中症、夏バテ対策等は大丈夫でしょうか?
 今日は焼杉の経年変化についてお話致します。
 焼杉は古来から伝わる外装材で、杉材を焼くことによって表面を炭化させ、耐久性を高める目的で長年使用されて来ました。
弊社では伝統的な製法を守り、杉材を天然乾燥させた後に人工乾燥機へ投入し、含水率を15%程度まで落としたものをバーナーの炎で焼いて作成しております。
現代的な商品としてバーナーで焼いたままの商品「素焼き」、焼いた後にブラシをかけ、施工時に炭が飛散しにくくした「ブラシ」、焼いた後に浮造加工を施し、外部用塗料で塗装した商品もラインナップしております。

よく皆様からお問い合わせ頂く案件で、色合いは何年くらい持ちますか?というお問い合わせがあります。
これは、自動車のタイヤが何年くらい持ちますか?とお問い合わせ頂くのと似ておりまして、実際には自動車のタイヤは年数では無くて、何キロ位走れますか?と言うのが正確な商品としての耐久性の指標であると私は認識しております。(本当は加減速、速度、路面状況等複雑に絡み合いますが・・・。今回はシンプルに考えるということでお願いします。)
と言う事は、焼杉は走りませんので(笑)何キロでは無く、タイヤで言うところの摩耗=「外的風化要因」と変換してご説明したいと思います。
一般的に住宅でご使用頂く場合の「外的風化要因」とは、雨風、紫外線が、代表的なものに成って参ります。そこで私共は専属の塗料メーカーさんにお願いしまして、「ウェザーメーター」と言う試験を行なって頂いております。これは、人工的に紫外線と、雨滴に似た水を焼杉板に浴びせ、その時間と風化具合を指標として耐久性を測る試験です。
以下がその試験写真です。

ブラシの試験、左の0Hが試験前、右の600Hが600時間ウエザーメーター照射し続けた物です。
ブラシがけをして表面の炭の層を薄く落として有りますので、600時間照射し続けると炭の層が剥がれて白っぽく
成っています。(こちらは紫外線のみを当てた照射実験の為漂白効果が強く出ており、白さが強調されていますが、
実際には白い部分は木肌色~グレー程度に成ることが多いです。)
つまり、状況によっては2~3ヶ月程度で色落ちがかなり目立ってくる場合が有るということです。



素焼きの試験、左の0Hが試験前、右の600Hが600時間ウエザーメーター照射し続けた物です。
ブラシがけしたものよりも炭の層が厚く炭の色合いが長持ちしているのが分かります。但し、実際の施工された立地条件や、気象状況により変わってくることもあります。自然の力は侮れません。



塗装品の試験、右の0Hが試験前、真ん中の600Hが600時間ウエザーメーター照射し続けた物、
左の900Hが900時間ウエザーメーター照射し続けた物です。
塗装品の場合は、柔らかい夏目の部分の方がより浸透性と密着度が高く色合いが無塗装品に比べ長持ちしています。

ですが、木材に塗料を塗るという事は一般的にそんなにお金がかけられるものではありません。例えば技術の粋を集めた自動車を比較にしても、かたや何100万円もする自動車のわずか1m2程度を塗装するのに何万円もかかります。木材でそんな塗装賃をもらえることはほぼ無いに等しいです。坪当たり15万円の塗装なんてそうそうありえないですよね。そんな自動車の塗装でも数年で傷んでくることもあります。ましてや、木材は伸縮をします。その下地に塗装をするわけですから、少し想像しても条件が非常に厳しいということは分かって頂けるのではないかとおもいます。


冒頭にタイヤを例に上げて耐久性のお話を致しましたが、焼杉や、木材が変色したり、白っぽくなってしまったのは年を経る事に因る変化であって、人間と同じく日に焼けたり年齢を重ねていくと言うことです。
木材は伐採後成長することは有りませんが、伐採後も人間によって第二の命を吹き込まれ、大切に使用されることで人々の役に立ち、長く生き続けます。ですから、色合いが変化したからといって直ちに木材が寿命を迎えるわけでは御座いません。適切に塗装メンテナンスを行なって頂く事に因って木材を末永くお楽しみ頂くことができます。
また、こちらの試験はあくまでも試験室の中での実験結果でございますので、ご参考程度として頂き、実際にご使用頂く状況下におかれましては色合いの持ちが前後することがありますことをご了解頂きたいと思います。
 ご愛顧頂いておりますお客様にはより自然な商品をよりお安くご提供するために日々努力しております。外部での色落ちは自然の風化作用により遅かれ早かれ必ず起きますのでそれに伴うクレームはご容赦願います。真面目に作成しておりますので決して手抜きをして色が落ちるわけではありません。特に無塗装品は炎で焼く、又は焼いた後にブラッシングをかける。と言うシンプルな製法です。そのため木材を十分に乾燥させてから焼き工程に移っております。乾燥が悪いと全く焼けませんし、最初から明らかに生焼けのまだらに仕上がります。今まで○〇年色が落ちた事がないのに今回落ちた。等はよくあるお話で、今までたまたま条件が良くて色合いが保てていたのです。こちらが受け入れていただけないと、非常に高額な商品代にして販売を致しませんと私共は焼杉を作成販売を続ける事ができなくなってしまいます。そのような事には成ってほしくありませんのでどうか外装にご使用頂いた場合の経年変化はご了承の上ご使用頂きたいと思います。どうか宜しくお願い致します。

追記 焼杉ブラシの屋外暴露の様子を下記に表示しております。御覧ください。

お電話でのお問合せはこちら
TEL:0856-25-2995

2013.07.04

資源は地中深くにあるだけではなく人間の頭の中にある


こんにちは。齋藤です。
TBSテレビ番組「夢の扉」からのネタですが、感動しました。

 日用品や工業製品などの原材料となる石油や金属。しかしそれらは、限りある資源・・。
この枯渇する資源に代わりうるのが・・・、植えれば育つ木材!?今、発電のエネルギー源としても注目されている木材ですが、松や杉、竹など、あらゆる木材を、プラスチックのように自在に変形できるという常識を覆す技術を開発したのが、産業技術総合研究所の金山公三さん58歳。
金山さんの『流動成形』技術があれば、衝撃に強く、難燃性も断熱性もある製品が生まれるという。将来、テレビの外枠や車のボディーなど、これまで、プラスチックやアルミが使われていた部分が、木材に変わるかもしれない。まさに“素材革命”です!

もともと、金属加工の研究をしていた金山さん。だが、金属資源の限界を、肌で感じる・・。『先々役に立つ、新しい原材料はないのか―」 金山さんは、あらゆる研究の中から“木材”に目をつけた。熱を加えたり、圧縮したりと試行錯誤を繰り返されました。
しかし、「木材なんて・・」と周囲からは冷ややかな反応。それでも、木の「細胞」まで調べ尽くしたとき、ある発見をする。それは、『細胞同士がすべる』という現象を発見する。

『資源は、地中深くにあるだけではなく、人間の頭の中にこそある』この言葉を原動力に、「木材研究」という階段をひとつひとつ上ってきた金山さん。
自らの技術を社会に役立てるため、実用化に向けた共同実験にのぞむ。それは、窓枠のサッシに使われているアルミを、木材に代えるというもの。
細く、長く、強く・・流動成形した金山さんの木材加工技術は、建材としても認められるのか?

と、言うような内容でしたが、木材の可能性が大きく広がるまさに「夢の扉」が開く瞬間を隙間から垣間見せて頂いたような気がします。

将来が楽しみですね
↓番組バックナンバーです。
http://www.tbs.co.jp/yumetobi-plus/backnumber/20130630.html

2013.07.01

木材製品県外出荷しまね事業体連合カタログ

こんにちは。齋藤です。
題名の通り長い名称ですが、弊社は「木材製品県外出荷しまね事業体連合」と言う組織に所属しております。簡単に申し上げますと、島根県の木材の良さを県外の方にも知って頂き利用促進して頂こう。と言うグループです。それで、今回こちらの事業体に加盟する企業として掲載して頂いたカタログが完成致しました
 有難い事です。島根県にもこれだけ色々と精魂込めて木材を世の中に送り出しているメーカー様や流通業者様がおられます。私共がその中の一社として参加させて頂ける事を光栄に思います。スペースの関係上弊社の商品はごく一部のみが掲載されておりますが、まだまだ他にも載せきれない商品ラインナップがございます。特注商品も得意としておりますので、是非お声かけ下さい。
以下、弊社のページと島根県の木材についてピックアップ致しました簡易版と、全てのページの完全版です。ご覧に成って見て下さい。
簡易版(弊社のみ9MB)→files/25kamigami/shimanenoki 2.pdf
完全版(25MB)     →files/25kamigami/shimanenoki 1.pdf

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