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2013.05.13
Re Born
こんにちは。齋藤です。
「Re Born」トヨタ自動車さんが、東北の震災以降に使っておられるテーマ。(ロゴお借りしましてすみません。商業目的では無いので許してください。)
日本語で、生まれ変わり。 震災からの復興、政権交代も含め、今日本は生まれ変わりの時期に来ているのかもしれませんね。奇しくも、今年は「巳年」「巳」は蛇が冬眠から起きだす姿を表した象形
しばらく低迷していた日本の経済ですが、アベノミクスに乗じて本来の日本の強みを生かして生まれ変わるきっかけになれれば良いな、と思うお話を聞きました。
諸外国における「日本」のブランドイメージはやはり、「高品質、信頼性」がキーワードに成っているようです。
ブランドとは結果であり、相手がどう思うかである。と言う事でした。「メルセデス・ベンツ」はCMを沢山した訳では無く、強い安全へのこだわりを持ったものづくりが人々に伝わって、ブランドと成っている。ただ、そのこだわりは相手のニーズとのマッチングが有って生きてくるもので、必要とされていないこだわりは、ありがた迷惑に成ってしまいます。お客様が高品質、低消費電力、の液晶テレビを求めている中で、作り手のエゴで求められていないプラズマテレビを押し付けてはいけなかった。とパナソニックの社長さんも言っておられました。
また、日本独特のものづくりのキーワードに「おもてなし」も挙げられていました。サービス業的なものづくり。相手が有ったら嬉しいなと思う所へ、サッと手を差し伸べる事が出来る。こう言う事って日本人が忘れかけてた、日本人独特の心配り、おもてなしの心だと思います。震災の時にも日本人のマナーや思いやり、素晴らしさが各国で様々に取り上げられ、こんな国民は他に居ないと絶賛されていました。
信頼性の薄い激安の食品や、商品を誰が求めたのでしょうか?食品であっても安全で信頼性の有る日本製で、美味しければ世界中にお客様は作れる。TPPなんて日本人的なものづくりにおいては追い風であると思います。「安全、信頼、おもてなし」今、世界に求められているのは日本人ではないでしょうか?
お互いを信頼し合い、高め合い、見えない価格競争の恐怖に怯えずに、日本独自の強みを生かして自信を持ったものづくりをし、世界に胸をはれる日本ブランドを打ち出していきたい。日本人で良かった、日本に生まれてよかった。そう思えた一日でした。